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幕間 倫理観





人と違う家に生まれ

人と違う教育を受けた

人と違う事が当たり前で

人と違うこと自体知らなかった

全て異常なのが日常で

『他』との関わりが断絶されていたから

わたしの世界は『そこ』だけだったのだ

でも

それでよかった

それだけでよかった

大衆から見れば異常な存在でも

その大衆との関わりが無くても

『そこ』で生きていける倫理観と強ささえあれば

なにもいらなかった

けれど

わたしは、知ってしまった

世間一般にとって

どれだけわたしが異常か

どれだけこの倫理観が歪んでいるか

どれだけ

わたしたち『一族』が醜いのかを知った

この身が穢れていることも

伝え聞いた伝承が嘘八百だということも

『彼』の

本当の望みも

ああ狂っている

わたしと『彼』を束縛する倫理観

この鎖を創った者も

それに踊らされるわたしたちも

狂い咲き乱れる花

この狂乱舞をいつまで舞うのでしょうか

いつ解き放たれるのでしょうか


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