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第三頁 三代名家











何世紀も以前から変わらず、財産と地位の確定した、¨三大名家¨と呼ばれる存在がある。

裏切りの烙印を捺された、¨惰性の生存が罰¨と言われる、鳶揺家。

鳶揺のもたらした災禍を払い、英雄の冠を抱いた名家中の名家、火鷹家。

そして、それらの原因を管理する、海王夜家。

それぞれの屋敷には、現在役割が与えられている。

かつての惨劇を、繰り返さない為に。

罪人の鳶揺には、
英雄の火鷹には、
そして、それを見つめ続けた海王夜は―――。


三代名家。その存在は、世界中の大小構わず名家財閥団体全てに知れ渡っている。
多少なりとも、いわゆる『金持ち』の集まる社交界に通じていれば、存在は当然、その財力含める強大さと恐ろしさは分かる程。
しかし、その実態を知る者は、名家の人間、本人達と、ごく一部の関係者のみ。
権力財力果ては人間性、全てのそれらにおいて、彼等に勝る存在はいない。
幾多の社会において密かに”人外”、”化け物”と呼び習わされる程だ。
しかし、その発言は僅かに的を得ている。
人外なのも化け物と称されるのも、彼等の傍に在るもの達のことだが。

図書廻廊。彼等の間で長い間、そう呼ばれ続けた詳細不明の建造物。
とはいえ、実際の内装や外観を知る者は、”こちら側”にはろくにいないが。
その”世界の縮図”を”こちら側”―つまりは”管理される側”から、”守護獣”の管理をサポートするのが、彼らの役目。
また”守護獣”が本来の役目から逸脱しないよう監視し、”こちら側”から異常が無いか調査するのも仕事の内だ。
そして、その役目が在るからがゆえに、昨今の不況や時代の流れにも押しつぶされず、彼らの血は脈々と継がれている。
それが”図書廻廊の守護獣”の計らいか、或いは神とやらの思し召しかは、知ることも出来ないのだけれど。

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